<コラム>空家問題について

中讃地域(丸亀市、坂出市、善通寺市、宇多津町、多度津町、琴平町、まんのう町)の空き家問題は、利便性の高い都市部と、歴史ある旧市街・離島という異なる特性が混在しているのが特徴です。
現状と課題
中讃の空き家率は県平均(18.6%)を上回る自治体が多く、特に善通寺市(22.9%)や坂出市、多度津町などで深刻化しています。
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オールドタウン化: 高度経済成長期に開発された団地や郊外の住宅地で高齢化が進み、相続を機に放置されるケースが急増しています。
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管理不全のリスク: 放置された空き家は、特産の「讃岐うどん」店や古い町並みが残る景観を損なうだけでなく、倒壊や火災、害虫発生といった防災・衛生上の脅威となっています。
活用の方向性
この地域には、金刀比羅宮や善通寺といった観光資源、宇多津や多度津の歴史的町並みがあるため、「観光・交流」を軸にした再生が注目されています。
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古民家の転用: 空き家を一棟貸しの宿泊施設(民泊)や、移住者のためのサテライトオフィスとして活用する動きが活発です。
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行政の支援: 各市町では、空き家バンクへの登録を条件に、改修費(50万円〜最大200万円程度)や遺品整理費の補助制度を設けて、流通を後押ししています。
中讃の空き家は「負債」ではなく、リノベーションによって地域に新たな活力を生む「資源」になり得ます。2024年からの相続登記義務化を機に、早めの実態把握と公的支援の活用が求められています。
長期間使用していない不動産や空家、空地、相続についてのご相談があればお気軽にお問い合わせください。






